みなさん、こんにちは!
女性と子どものための相談室
心のにじカウンセリングルームです。
今日は、「カウンセリングを受ける」と「友だちに相談する」の〝違い〟についてお話したいと思います。
結論から言うと、カウンセリングを受けることと、友だちに相談することの違いは、『あなたが抱えている問題を、個別的に捉えることができるかどうか?』だと思います。
詳しくご説明しますね!例えば、あなたのお子様が不登校だったとして、、、「うちの子、不登校になっちゃったの!」と相談したとします。
A.お友だちに相談する場合
「あ~、うちの子もそういうことあった!うちの子の場合はねぇ、1か月くらいして、また行けるようになったの!!まだ、1週間くらいでしょ?大丈夫、大丈夫!」とか、「不登校かぁ。友だちの〇〇ちゃんちのお子さんも
前に不登校だったって言ってたよ!〇〇ちゃんは、その時に厳しく叱ったらしくて、そうしたら、すぐ学校行くようになったって言ってたよ!やっぱり厳しく叱らなくちゃ!!」とか、自分や友だちの子どものケースと重ねて問題を捉え、今後見通しを立て、その見通しを共有して励まし合うだけで会話が終わることが多いかと思います。
そういったお友だちも、真剣に考えた上で言って下さっているのだと思いますし、心理学の専門的な知識のない方が、みなさん上記のような返答をされるわけではないとも思います。
しかし、カウンセリングに来られる方の中には、やはり、家族や友人へ相談をしたら、上記のような返事が返ってきて、結局、具体的に何をしたら良いかわからず、全く状況が改善しないので、困っています、という方も一定数いらっしゃいます。
さて、『じゃあ、カウンセラーは、何が違うの!?」というところですが。。。
B.カウンセリングを受ける場合
カウンセラーは、あなたのお子様の不登校という課題を〝個別の問題〟として捉えるので、まず、①状況をよく把握し、②その問題が生じた背景を予測して、③解決策を考えてゆきます。
もっと細かくご説明すると、最初に、お子様のこれまでの発達の経過や、最近の生活の様子、ご家族の状況などについて、お話をお伺いし、状況を把握します。
そして、第二に、どんな状況で、なぜ不登校になってしまったのか?を一緒に考えます。適切な解決法を探るためには、どういった流れで不登校に至ったのか、問題が生じた背景について予測を立てます。
最後に、改善のために何ができるか?具体的な解決策を考えます。解決のための手立ては、複数用意をして、試して行っていただきながら、より効果的は取り組みを継続していただきます。もしカウンセリングを継続してゆく場合は、カウンセラーは現在の手立てが適切かどうか、より効果的な取り組みはないかどうか、相談者の方と一緒に考えてゆきます。
説明が長くなってしまいましたが、カウンセラーは限られた時間の中で、相談に来られた方が、少しでも「相談に来て良かった。」と思っていただけるよう、様々な質問をさせていただき、その上で、共感をさせていただきたり、アドバイスをさせていただいております。「不登校って、こうするといいですよ。」などと、不登校という問題を一括りにせず、親子の関係性に応じて、適切な助言をさせていただきます。
とはいえ、私も普段、友だちに相談したり、愚痴を聞いてもらったりして、「私も、同じようなことあっよ!!」(根拠なく)「大丈夫!なんとかなるって!!」などと言われると、『そっか~!そうだよね!!』とスッキリした気持ちになることも、もちろんありますので、心理学の専門的な知識のあるなしに関わらず、親身になって話を聞いてくれるお友だちは、とても貴重だとも思います。
もし、お友だちに相談しているけど、改善しないし、どうしよう??と悩まれている場合は、プロのカウンセラーへの相談も検討してみて下さい。
心のにじカウンセリングルームでは、皆様のお気持ちに丁寧に寄り添う、心のこもったカウンセリングを提供させていただいております。
皆様からのご予約、お問合せ、お待ちしております。